2017/3/8放送のガッテン!は意外と知らない“盲腸”の真実!「『盲腸』で手術を受けると、そのあと大腸がんのリスクが高まる」というのだ。「盲腸は切らない。」ガッテンは、盲腸の原因から、腹痛があった際に『盲腸』の早期発見ポイントまで紹介。




盲腸(急性虫垂炎)の初期症状とは?

まず、「盲腸」とは俗称で、正式には「急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん)」と呼ばれる病気です。

 

盲腸とは?

盲腸になった」と言われますが、この症状は盲腸が起こしているのではなく、その先端にある虫垂なのです、

虫垂が炎症を起こしたのが虫垂炎なのですが、これが俗に言う「盲腸になった」ということなのです。

盲腸(急性虫垂炎)の初期症状

盲腸(急性虫垂炎)の初期症状には、「腹痛」「嘔吐」「発熱」があります。また、初期症状として多いのは、上腹部またはヘソ周辺の腹痛です。そしてその痛みは、時間の経過とともに右下腹部へと移動していきます。

「嘔吐」はこの腹痛に襲われている間に起こります。

「発熱」は初期の頃にはあまりありませんが、かならず伴うものです。しかし高熱になることはなく、37?38℃くらいのことがほとんどです。




ガッテン!盲腸は切らないのが正解!?原因と早期発見!

盲腸は「無いよりはマシ程度なら、邪魔になったら取れば良い」と言うのがこれまでの風潮でした。

しかし、虫垂が人体にとっても大切な組織で、さらに切り取ることで別の疾患を誘発することもあることがわかったのです。

盲腸の原因や早期発見についてもガッテン!が紹介します。

ガッテン!突然の激痛「盲腸(虫垂炎)

「盲腸(虫垂炎)」はご存じのとおり、突然、お腹が痛くなるおなじみで有名な病気。しかし、これまでの常識を覆すようなことになるかもです。

大腸は、善玉菌と悪玉菌がほどよく生息してその数は100兆といわれています。「腸内フローラ」を普段は正常な状態にしていますが、悪玉菌だけになってしまった際に免疫細胞が働いて「腸内フローラ」を正常な状態にもどしているのです。

その免疫細胞は虫垂に生息しています。




ガッテン!盲腸は切らないのが正解!?

なんと、海外で40万人近くを調べた研究からの報告で、

「『盲腸』で手術を受けると、そのあと大腸がんのリスクが高まる」

とされていて、専門家の注目を集めています。これが本当なら、えらいことですよね。今回のガッテン!いい加減なことをいわないでもらいたいものです。

さらに、これまでは「必要ありませんね!」と切り捨てられてきた盲腸(虫垂)なのですが、実はとっても大事なものだったかもしれないのです。

実は盲腸(虫垂)は、大腸を健康に保つ働きを持つ「免疫細胞」のすみかだった可能性もでてきたのです。

盲腸を手術するとガンのリスクは2.1倍

盲腸を手術すると、その後大腸ガンになるリスクは2.1倍になる

虫垂の入り口あたりに何か詰まると盲腸の原因になる

免疫細胞が虫垂に住み付いていて、腸の中が良い菌が住みやすい環境を作る手助けをしている

つまり、盲腸(虫垂)は、腸内を整える上で非常に大切な役割をしている。なので、盲腸を切るかどうか、メリット・デメリットがあるので、手術の後が肝心となる

盲腸を投薬治療すると、痛みは翌日で半分になり、さらに次の日にはその半分に痛みが和らぐと言われていました。

しかしながら、盲腸を投薬で治すと、再発の可能性もあるのです。もし、再発が複数回になると手術を検討した方がいいようです。

薬で盲腸を治療した場合は10%~35%程度が再発の可能性があります。

盲腸を手術した場合は、3.5年まではガンのリスクが2.1倍になるが、3.5年をすぎると盲腸を手術しなかった場合と同じリスクにまで低下する

これは虫垂にすみついている免疫細胞を他の臓器が代わりをしているのではないかと考えられているが現時点ではまだわかっていない

虫垂の役割

虫垂とは、上の図でも分かるように盲腸からにょろと出た部分です。虫垂は、細長い袋状をしていて長さは7~8センチありす。

この虫垂には、リンパ機能とてしての役割を担っていて、便として排出されるものに有毒な物がないかを探知する機能があります。

また、虫垂は、腸の免疫機能を維持する上で重要な「IgA」という抗体物質を作っていることがわかっていて、虫垂を切除すると「IgA」という抗体物質の生産ができなくなるため、腸の疾患になりやすくなるという研究がされています。

ガッテン!『盲腸』を引き起こす意外な原因

細菌やウイルス侵入による盲腸

大腸菌などの細菌やウイルスの侵入が盲腸の原因と考えられています。虫垂に糞便などの異物がたまることによって腫瘍ができ、虫垂の入口が狭くなったり、塞がったりします。

ガッテン!で取り上げられた原因はまさにこの「細菌やウイルス侵入による盲腸」になります。

虫垂に糞石など異物がつまる

虫垂の入り口が狭くなったり、塞がったりしてしまう

虫垂の内部圧が上昇して血行が悪くなる

最近やウィルスの侵入して炎症がおこる

ストレスによる盲腸

ストレスは交感神経を緊張させ、大量の活性酸素を排出することがあるので身体の組織を傷め、盲腸を起こすことがあります。

生活習慣の乱れなどによる盲腸

暴飲暴食、不規則な生活、疲労、便秘、さらには風邪や胃腸炎が原因となって、盲腸を起こすともいわれています。日頃の体調管理はとても大切だと言えます。




盲腸の治療法!盲腸になったら?

盲腸(虫垂炎)になったら、治療としては

・「手術で虫垂を切除する」か
・「薬で治療して炎症を抑える」

を選択することになります。

どちらがよいかは一概には言えません。盲腸の症状によっては、「手術で虫垂を切除する」しかない場合もあります。

※投薬か虫垂の切除か?、この判断は医師の説明をしっかりと聞いて医師の指示に従ってください。

ガッテン!では、およそ300人の医師に虫垂炎の基本的な治療方を聞いたところ、

「患者さんの意向を尊重する」

という回答が過半数でしたので、医師に自分の意向を伝えたいものです。

自分だけでなく、家族が盲腸になった時に、
医師から

「手術か薬か、どちらが良いですか?」

と希望を聞かれた時のために普段から自分の意見を持っていた方がいいですね。

盲腸を薬で治療する場合

薬も進歩してますので「基本的には薬の治療(保存療法)で良い」という薬で炎症を抑える治療を選択することができます。

しかしながら、炎症があまりにひどかったり、ウミがひどくたまってしまったりしているケースでは、手術が選択されることが多いようです。

また、まず薬で炎症を抑え、その後に手術を行うという治療法も増えています。

このように、虫垂を切らずに保存することができます。しかしその後、約10~35%の人は盲腸(虫垂炎)が再発してしまう可能性があります。

重要なことは、盲腸は最悪の場合、命にも関わる病気だということです。

盲腸を手術をする場合

二度と盲腸(虫垂炎)に悩まされることはなくなりますが、その後3年半の間、大腸ガンのリスクが2.1倍になります。

しかしながら、3年半が経過すると盲腸を切っていない人とリスクは同じになります。

大事なことは、手術、薬のいずれにしても、治療後はお腹(大腸)のことを大切にしてあげることです。

ガッテン!『盲腸』予防法

まず、盲腸になるきっかけは、歯・骨・入れ歯など消化されないものを飲むこととされます。が、ほとんどの物は便になって排出される

そして、意外にも盲腸になるきっかけが、うんちが固まった「糞石」だというのです。つまり、便秘が非常に盲腸のリスクを高くするのです。

ですから、普段から食生活には気をつける必要があります。

『盲腸』の予防となる食品

ガッテン!では興味深いデータを提示していました。2000人を対象にした調査で、食物繊維を多くとっている人は、そうでない人より盲腸(虫垂炎)になりにくいという結果が出たというのです。

『盲腸』の予防の食べ物

・水溶性の食物繊維
  昆布・ヒジキ・わかめなど
  にんにく・億ら・ごぼう

・発酵食品
  漬物・キムチ

・その他
  納豆・みそ・ヨーグルト

ガッテン!『盲腸』早期発見のポイント

ガッテン!が、腹痛があった際に『盲腸』にいち早く気づき受診するための早期発見のポイントを紹介します。

盲腸になった人に痛みを聞くと

「痛みが移動した」

多くの人がと言います。

最初はお腹全体が痛くなり、その後盲腸のある、右下腹部へと痛みが移動したように感じられるようです。

お腹が痛くなったら「盲腸」要注意ですね!