2016/11/30ガッテンでは「口内フローラ」が特集されました。口内フローラを調える粉末緑茶を使った「緑茶うがいの仕方」、怖い病気を引き起こす恐れがある歯周病菌の仕組みや簡単にわかる危険なサインをみのがさないようにしましょう!
Contents
口内フローラとは?
口内フローラというのは、口の中にある様々な最近がまるで花畑のように棲みついている状態を指して表現したもの。
また、口内フローラは、健康にとても深くかかわっています。口の中の細菌およそ1000億個あり、その種類も500を越えるといいます。は腸内もそうだと思いますが、口の中には無数の細菌が暮らしているのですね。
また、善玉菌は9割で、悪玉菌は1割、というのが通常なんです。この細菌たちの働きは、ウイルスなどがやってくると、口内フローラの菌がやっつけ、繁殖しないようにしてくれるんです。
口内の悪玉菌で危険な病気に!?
ではそのバランスが崩れた状態とはどんなものなのか?今回ガッテンでおなじみの宮森くんが、「1週間歯を磨かないとどうなるのか」という実験に挑戦しました!
なんと「1週間、歯を磨かないこと」をさせたのです!
なによりも歯を磨かないことでやってくる「口内の細菌バランスの崩壊」だけではなく、それがもたらす恐ろしい病気になってしまう可能性が高まったからなのです。
その病気とは・・・
大動脈瘤
です。
血管に瘤が出来る、この瘤が破裂すると9割の人が死に至る怖い病気なのです。
ガッテンボーイの宮森くんが挑戦した実験6日目になると、飼っている犬も彼が吐きかける息に顔をそむけていましたね。
一日歯を磨かないだけでも気持ち悪いのに、1週間もその状態だなんて・・想像を絶することですね。
1週間経って、彼の口内バランスを見るとな、なんと悪玉菌は
5割にも達していたのです。
そりゃ~顔をそむけたくなるほど臭いわけですよね!
歯周病菌は体の免疫力が高ければ大丈夫ですが、免疫力が落ちている場合歯周病菌が悪さをします。
もともと歯周病菌(ジンジバリス)が好む場所は、菌と歯の間や歯と歯茎の間です。
ジンジバリス菌は空気が嫌いなんです。空気が嫌いなので、菌はできるだけ空気が入り込まない歯の隙間や、歯茎の内側に潜り込んでいくのです。歯周病の人が歯を磨いていて血が出るのは、このためなんですね。
ただ、本当に怖いのはジンジバリス菌が、歯茎の奥にある血管に侵入することなのです。
歯周病菌が歯茎を侵食すると歯周ポケットができるだけでなく、歯茎も炎症を起こして、ときには出血をしてしまうのです。
さらに、どんどん菌が歯茎を掘っていくと、行きつく先は歯茎の下にある血管になってしまうのです。血管に入り込むと歯周病菌が全身をめぐってしまうのです。
歯周病菌が増えているサイン
1週間歯を磨かないで、口の中の悪玉菌が5割にまで至ってしまった場合でも、悪くならないのは免疫力が正常に働いているからです。免疫力が低下すると大変なことになります。
ま、まずは口の中の悪玉菌をできるだけ少なくすることが大切になります。
歯周病菌が増えているサインとしては、
・歯茎が腫れる。
・毎回歯ブラシで出血する。
・急に口が臭くなった。
・口がよく乾燥する。
などが上げられます。
以上のポイントが多く当てはまっていれば要注意です。
唾液には口内フローラを保つために悪玉菌の繁殖を抑える成分が含まれています。唾液がしっかりと出る口内にしておくようにしましょう。
また、「私の口の中、悪玉菌だらけだわ!」というかたも大丈夫です。解決策がありました。
歯周病を増やさない対策法
まずはしっかりと歯磨きをすることなのですが、歯間ブラシを使用することをおススメします。また、歯医者には半年に1回は受診するようにしましょう。
緑茶が口内フローラを最強に整える
緑茶が1番口内フローラを整える効果が高いことがわかっています。緑茶のカテキンの抗菌効果が悪玉菌の繁殖を抑えてくれるのです。
ですが緑茶を飲むだけではすぐに洗い流されてしまうのです
おすすめの方法は「緑茶うがい」という方法です。
悪玉菌を抑える方法:緑茶うがいのやり方
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緑茶うがいをする前に!
1)歯ブラシの歯磨きの後に、歯間ブラシと糸ようじを使って仕上げましょう
すみずみまでしっかりと歯磨きをすることが、口内の衛生を保つ一番のポイントです。
2)定期的に歯医者さんに行ってチェックしてもらう
最低1年に1回、歯医者さんに歯の状態をチェックしてもらいましょう。
緑茶うがいのやり方
緑茶には悪玉菌の繁殖を抑える効果があります。さらに善玉菌の繁殖は抑えないというのが最大の魅力です!
1.100mlの水かぬるま湯を用意する
2.スプーン山盛り1杯の粉末茶葉をいれる。
3.混ぜる
4.うがいをする
*もちろん飲んでもOKです。
普通の緑茶だと、口の中に残らずに流されてしまうので、粉末の茶葉を使うのが良いのです。
これは就寝前に行うのが最適で、 歯磨きをした後に緑茶うがいをするのが良いです。まずは歯ブラシや歯間ブラシ、糸ようじでしっかり歯と歯茎の間の汚れをとって、その後に仕上げとして緑茶うがいをすると、非常に効果が高いとのことでした。
緑茶のカテキンは歯に着色することはないそうなので、そのまま寝ても大丈夫です。
粉末緑茶 業務用 パウダー ( 粉末 緑茶 ) 200g 静岡県掛川産 100%
この粉末緑茶はそのまま飲んでも、ふつーにおいしいです。200gと、たっぷりはいっているのでうがい用にぴったりですし、料理や牛乳にミックスするとより健康増進にいいですよ。
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