2017/5/10ガッテン!は「認知症」予防SP。認知症予防のカギは脳のゴミ、アミロイドβ(ベータ)を洗い流すこと。

睡眠が脳のゴミ、アミロイドβ(ベータ)を洗い流すのです。ガッテン!では認知症の原因アミロイドβを排出する睡眠などの予防を紹介。




認知症

認知症は高齢になるほど増える病気で、いま認知症は予備群も含めると高齢者の4人に1人となっています。

このように高齢者の車の運転が問題になっていますが、車がなくては生活できない人も多いはずですし、認知症をわずらってしまうと、あらゆる面で生活に支障をきたしてしまいます。
認知症は、これまで防ぐことができない病気といわれて予防も難しいとされてきましたが、近年は病気のメカニズムも少しずつ解明されて治療や予防の可能性が見えてきました。

認知症の原因は『脳のゴミ』!?

「アルツハイマー型認知症の原因物質の正体は、脳の神経物質から放出されるアベータミロイドβというタンパク質です。症状が現れる20年以上前から脳内にたまり始め、老人斑というシミになって蓄積します。最近、これだけではなく、リン酸化タウというタンパク質の蓄積も、アミロイドβと密接に関わっていることが明らかになってきました。それらが作用して神経細胞を死滅させ、脳の萎縮が進むことで認知症が起きるのです」

このように、アミロイドβ(ベータ)というタンパク質やリン酸化タウというタンパク質が認知症の原因物質であると考えられるようになってきているのです。




アミロイドβとは

アミロイドβは、脳の神経細胞の老廃物「脳のゴミ」です。

通常2つに分解されるべきアミロイド前駆体タンパク質(APP)という物質が、ストレスによって、アミロイドβが生成され、老廃物として蓄積されていきます。

アミロイドβは、単体だと排出されやすいのですが、複数集まると、排出しにくくkなってしまい神経細胞を傷つける有毒物質となります。

排出されないアミロイドβが大脳皮質などの神経細胞の周囲に沈着すると「老人斑(アミロイド斑)」が増えていきます。

この蓄積によって脳神経細胞が傷ついていきます。

「睡眠」が脳のゴミ「アミロイドβ」を洗い流す!

睡眠が生きていく上でとても重要なのは誰しも実感していることです。しかしながら、どうして数時間以上もの長い間、毎日眠る必要があるのでしょうか?
米ロチェスター大学医学センターの研究によって、睡眠のメカニズムが判明されてきています。

アミロイドβの蓄積と睡眠は密接な関係があります。熟睡できないと、脳髄液によるアミロイドβの排出量が減少し、蓄積しやすくなるといわれています。

 

日常生活の中で、脳は非常に大きなストレスにさらされています。脳の働きは経験を取り込み、解釈し、分析し、項目分けなどコンピューターにも劣らない仕事をしています。脳にとっては大変ストレスのかかる作業なのです。
脳が日常的に作業をする中で、脳には不要な老廃物がたまっていきます。そのような分析などの作業で出てくる有毒な物質を掃除し、アミロイドβを排出することに睡眠が大きく関与しているのではないか──ということが最近分かってきたのです。

 

睡眠の質も大切

睡眠の質もアミロイドβを排出に大きく関係していると説明がありましが。

睡眠の質を左右する脳のホルモンにオレキシンがあります。

オレキシンは、覚醒状態を維持するためのホルモンですが、本来、就寝時にはオレキシン濃度は低下していないといけないのですが、不眠症の人はこのオレキシン濃度が高いままなので熟睡できないのです。

 

この状態を改善するオレキシン受容体拮抗薬というベルソムラなどの睡眠薬があり、ガッテン!で問題になりました。

睡眠薬「ベルソムラ」についてはコチラを!
⇒ 血糖値を下げる睡眠薬「ベルソムラ」副作用の心配は?市販で買える?
⇒ ベルソムラが話題! 睡眠薬の強さ・安全性・副作用を比較してみた!

オレキシン受容体拮抗薬は睡眠を促すだけでなく、夜間のアミロイドβの濃度を下げる働きもあるという報告もあります。




アミロイドβ排出を促す食事

・緑色の葉野菜や果物、ナッツ類

ほうれん草、ケール、コラードといった濃い葉野菜には、炎症作用を促す「サイトカイン」分子を抑制する「ビタミンE」を多く含んでいます。

野菜や果物にはビタミンCやポリフェノールが、ナッツ類にはビタミンEが多く含まれています。

 
・マグロ、あじ、サバなどオメガ3脂肪酸

鮭、サバ、イワシなどの魚油には、炎症軽減のための、オメガ3脂肪酸が多く含まれています。オメガ3脂肪酸を摂ることによって、加工食品による炎症作用を弱める効果があります。

 
・大豆、大豆製品

「イソフラボン」と呼ばれる化合物に、炎症レベルを下げる効果が期待されています。また、イソフラボンは骨粗鬆症の予防にも効果がありますので、積極的に摂取しましょう。
 

・肉類、エビ、カツオ、マグロ

これらの食品にはグリシンという睡眠の質を高める栄養素が含まれています。
 

・ニンニク&玉ねぎ

ニンニクは疲労回復,滋養強壮,総コレステロール値およびLDLコレステロール値を下げる効果,高血圧の改善効果,動脈硬化の予防,血液サラサラ効果,免疫力を高める作用,殺菌,抗菌など、多義にわたります。

ニンニクに含まれるアリシンが疲労回復に役立ち、イブプロフェンは、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱剤として有名な NSAID 鎮痛薬と同じ効果があると言われています。

玉ねぎは、抗酸化作用をもち脂肪燃焼効果や悪玉コレステロールを減らす効果が1あります。また、ナマネギには抗カビ効果のある「アリシン」も含まれています。




 

40代から始めたい認知症の予防法

「脳のゴミ」がたまり始めるのは発症の25年ほど前からということもわかってきました。若いうちに認知症予防を意識した生活習慣を持つことが何より大切です。

ベイトマン氏によれば、認知低下や認知障害などの顕著な症状が現れる約20年前から、脳内ではアルツハイマー病が進行しているという。

最適な睡眠時間は“7時間”

睡眠の重要性がわかったので、十分に睡眠を取ることが認知症の予防には大切になります。

最適な睡眠時間は“7時間”前後とされています。

また、睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。通常、人は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のサイクルを起床までに90分ずつ繰り返して6時間や7時間半など、90分の倍数となる睡眠時間が理想的であるという説もあります。

ですので、7時間半が最適な睡眠時間といえるかもしれません。

私たちが眠っている間に、脳の中では認知症の原因になる脳のゴミを掃除してくれていますので、十分な睡眠時間を確保し、質良良い睡眠を取るようにしましょう。

より良質な睡眠をとるために

十分なな睡眠時間をとっていても、睡眠の質が低いままでは十分な睡眠効果が得られません。

良質な睡眠のために、寝る前のカフェインやアルコールの摂取、喫煙、食事は控えましょう。

また、勉強や仕事、テレビやスマホの使用も脳に刺激を与えてしまいます、リラックスした状態になれるように、眠る直前は、好きな音楽を聴いたり軽めの読書をしましょう。体とともに脳もリラックスさせることが、睡眠をより充実させる秘訣となります。

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ガッテン!キャスト

立川志の輔 ・ 小野文惠
麻木久仁子、岡田圭右、指原莉乃